AM 8:00 天生集落の最終民家前に駐車してここからスタート。 R360は冬季閉鎖中で、ここから先へは時々釣り師が入るだけです。最終民家のすぐ奥に立派な除雪車が留めてあり、その後ろから雪の林道が始まります。歩き始めてすぐに山肌から崩れ落ちた大きな雪のブロックがいくつも並んでおり、この冬はいくぶん雪が多かったのでしょうか? 少し期待が膨らみます。
AM 9:30 歩き始めて1時間半、あの「嫌なデブリ」地点に着きました。初めて来た時スキーを履いたまま五・六歩進んだのですが、怖くなって引き返し、どうしたものかとデブリを見つめていました。
2回目はアイゼンを付けて突破しましたがとても怖く、「なんて臆病なんだ!」と思ったものです。今年はやはり雪が多かったのかデブリにまだ土砂は混じっておらずきれいなのですが、その角度はとても厳しいものになっていました。こんな時いつも思うのですが、一人でなければこんなに緊張する事はないと思います。凍った堅い雪ではないのですが、滑った時に止める距離がありません。止まらなければ沢床までちょっとした高さです。慎重になればなるほど動きが堅くなり、足の運びやバランスが不自然になっていきます。
おっかないデブリ!
AM 11:30 天生峠着 何とかデブリ帯を突破して天生峠にたどり着いたのですが、なんと、3時間半もかかってしまいました。日帰りの山であればもうそろそろピークに立っている頃です。峠のそばに立派なツララののれんが下がっており、一本手折ってかじってやりました。ウマイ! 休憩したいところですが林道歩きに時間が掛かりすぎたのでそうもいきません。