焼岳タイトルロゴ

焼岳には過去2回上高地側から下堀沢横の大尾根を使ってトライしています。今回は中ノ湯温泉から南方尾根に取り付いてピークを目指します。好天に恵まれ、久し振りに8人のフルメンバーが揃ったということもあり、余裕の9時スタートです。
AM9:20 1630mコル着。
中ノ湯の裏手から程なくたどり着けます。狭いコルで、ここから西奥へちょっとした平地が開けています(夏は湿原)。これから北へ大尾根を登りますが、登り出しは結構急で、調子が出る迄ちょっと堪えます。
AM10:40 1972m標高点着。
木立の中の登りで視界は悪く、小さな登り降りを繰り返して行くと、傾斜も緩くなりのんびり行く事が出来ました。
1630mコルで男女2人のパーティーと一緒になりましたが、他に登山者はなく静かな尾根です。
焼岳南峰(2000m台地付近より)
AM11:10 2000m台地着。
この辺りで上高地側からの登山コースと合流します。視界も開け眼前に焼岳が見え出しました。
間近に霞沢岳が迫り、穂高山塊の向こうには槍の穂先も見えます。
焼岳(2000m)台地より。
穂高岳方面
バック穂高
霞沢岳が大きい。
霞沢岳

噴煙の上がる頂上コル
噴煙めざし。 さて、いよいよ登りの核心部です。このまま尾根伝いに行くコースもありますが、今回は下堀沢上部に入りそのまま沢を詰める事にしました。この日の焼岳は「人気爆発」といった感じで50人?(とにかく大勢)ほどの登山者が蟻の行列のように取り付いていました。沢の左手の斜面をトラバースしているパーティーが2、3ありましたが急斜面に苦労しているようで、ここはハッキリ稜線か沢真を登るのが賢明のようです。
2000m台地から見上げるほどの登りも、足下がシッカリしており、落ち着いて行けばさほどのことなくコルに登り詰める事が出来ました。
PM0:30 焼岳南峰直下コル着。
大きな火口とその北方に笠ヶ岳が現れ、強風の中この鞍部の高さを感じます。休息もそこそこにお釜をひと滑りしてみました。
(これといってどうという事はありませんでした。) 
焼岳南峰(2455.4m)
焼岳南峰
頂上のお釜
頂上のお釜
下堀沢源頭を滑る。 skier. Mesu-bati
ハッチ ヤェーイ!
PM1:00 滑降開始。
もうすでに沢山のシュプールがありますが、大きな白い斜面を前にすると、やはり気持ちがはやります。今年は雪が多く、露岩等のない滑らかな斜面です。期待して沢に飛び込んだのですが、なんとも重たい雪で手こずります。思いどうりの滑りは出来ませんでしたが、じゅうぶん春スキーを楽しむ事が出来ました。
下堀沢上部(意外と長いです!)
いっぱいのシュプール
焼岳に別れを告げる。
焼岳を振り返る。
ツリーラン
最後の滑り。
2000m台地で一休み。登りに使った尾根を下ったのですが、やはり沈みきっていない雪に手こずることになりました。しかし春スキーを充分に堪能できました。
中ノ湯温泉に前泊するのがベストですが、ここをスタートにするコースが色々ありそうで研究の余地ありです。