G.Wスキーツアー・タイトル

白馬岳周辺概念図
私にとって白馬岳はあまりにメジャー、「大混雑」というイメージが先に立ち、今までずっと敬遠してきました。今回のツアーで白馬岳周辺のメジャーたる所以が認識でき、人気エリアでもコース取り次第で静かなツアーを楽しめることがわかりました。

AM. 9:00 猿倉荘出発
猿倉の駐車場はすでに満車、やむを得ず路肩に駐車することになりました。「すでに戦いは始まっている!」という気がします。駐車場からすぐ猿倉荘に到着。以外に静かで、「上高地の喧噪」を想像していた私はホッとしました。人気はまばらで落ち着いてスタートすることができます。(実は私たちは最後尾で他の登山者が行った後でした。)
猿倉荘
猿倉荘からはまだ雪の残っている林道を行きます。私達はうっかり先行の登山者について行ってしまい大失敗。こういった登山口では、ボンヤリしていると全く別の山に登ってしまいかねません。
1時間ほどで白馬尻の下に出ました。これから登っていく大雪渓を見通すことができます。この大雪渓はなかなかのクセ者で、距離が長くても見通しが良いため、登っている実感がありません。我慢して一歩一歩進むだけです。
猿倉荘(静かに登山者が準備をしていた。)
2200m〜2400mあたりが登りの核心部です。
途中一息付けそうな場所もなく、周りの景色を見て気を紛らせるだけです。無風快晴、有り難いのですが汗が滝のように流れ落ちます。

この急斜面を登り切ると斜度が落ち、一息入れるのに丁度良い所に出ます。今登ってきた大雪渓を見下ろせます。
「こんないい所でビールを飲まない手はない!」
とばかりに、まだ登りが残っているのにビールを飲んでしまいました。
天国どぇ〜す!
この後どうなったかは言うまでもないことで、
こんな高所で息も切れそうな運動中なのです。
地獄どぇ〜す!
私達にとっては、山に登ることよりもビールの誘惑に勝つことの方が難しいのかもしれません。

大雪渓核心部の急登
2200m~2400m大雪渓の登り核心部
杓子岳
急斜面の登りを終え、緩やかに白馬山荘を目指します。ビールを飲んでいなければクールダウンになりそうなゆったりした登りですが、頭痛と呼吸困難との闘いが最後まで続きました。振り返れば立山から遠く槍ヶ岳まで眺められ、さすがに人気スポットだけのことはあります。

PM.4:00 白馬山荘着
白馬山荘は1500人収容とのことで、ちょっとやそっとの事ではビクともしない山小屋でした。
穂高の山小屋の様な大混雑を予想していた私には、とても嬉しく思えます。
(それでも夏はダメでしょう?)
今日の好天に感謝して皆早々に床につきました。

大雪渓上部からの杓子岳
白馬山荘より 杓子岳・白馬鑓ヶ岳・遠く立山方面
杓子・白馬鑓・立山
 G.W 第2日目に続く