タイトル

第3日目
概念図

AM.7:50 蓮華温泉出発。
ツアー最終日、今日もガチガチの快晴。
感謝感謝。 白馬大池から北にのびる尾根に取り付きました。しばらく行くと、1700m〜1900mあたりに大きく急な壁があらわれました。私達は適当な所で右手の尾根端を行くことにしましたが、この急斜面をスキー登行している人はかなり手こずっていたようです。ここからはスキーを担ぎアイゼンです。大壁ほどではありませんがやはり急登、汗が滝のように流れ落ちます。
AM.10;30 天狗の庭着。
昨日越えてきた雪倉岳が西側に見えます。
白馬大池までもうひと登り。 汗を拭いました。
天狗の庭からの雪倉岳
天狗の庭からひと登りすると2308m標高点のコブに出ます。後は白馬大池までトラバース気味に緩やかに登って行くだけです。
正午、ビールが大好きだった友に黙祷を捧げ、
5月5日ここにいる喜びを報告しました。
天狗の庭からの雪倉岳
PM.0:00 白馬大池着。
ここで大休止としました。意外と静かで大池はまだ雪の下です。
目指す金山沢下降点は目と鼻の先、はやる気持ちを抑えて最後のひと登りです。

金山沢下降点(2600m)skier.Mesu-Bati
メスバチ
PM.1:40 小蓮華岳東尾根2600m付近より金山沢へ滑降開始。
何処までも何処までもスゴイ斜面が続いています! 昨日の雪倉岳北面と甲乙付け難いすばらしい斜面。全体に角度は急ですが、広々としており、「度胸一番」で何とかなります。
ペコ
パノラマ
skier.PECO
skier.TAEKO
タエコ
skier.Ma-
(下方カメラが追いつかないOsu-Bati)
マー
金山沢は下部に行くに従いかなり荒れてきました。デブリがひどく、一筋細いラインだけが確保されています。しかし、それ以上に滑り応えがあり大満足。

PM.3:20 大雪渓出合い着。(1450m)
ひどいデブリを何とかやり過ごすと、いくつものクレッターが口を開けた大雪渓下部に飛び出します。2日前このツアーが始まったポイントです。なんだかズゥーッと前の事のように思えます。
人気のスキーエリアですが、行動中あまり人に会うこともなく、静かで充実したツアーを実現できたことは、
「ラッキー」と言う他はないです。皆満ち足りて猿倉に帰り着きました。
「白馬岳周回」の完了です。

大雪渓出合い
大雪渓出合い