芳ヶ平タイトル

岐阜市に住んでいる私にとって「芳ヶ平」は遠く、ほとんど休憩せず車で走り抜いたとしても6時間を切る事はできません。ほんの少しの休憩を取って平均8時間です。集合場所に着いた時はもう既にフラフラ。 移動に一日取れば問題ないのですが、仕事の都合でそうもいかず、こちらの山へ出かける時は徹夜で走り続け、そのまま早朝からのハードな登山になります。 しかし一日の1/3を移動時間に取られたとしても「芳ヶ平」は私を引きつけて止みません。
今回の「芳ヶ平」は微妙な条件が重なり、素晴らしいコンディションでスキーを楽しむことができました。例年よりも雪が多く、当日の悪天予報にもかかわらずこのエリアだけは2日間とも風もなく安定しており、また低温だったため一日中雪質が変化しませんでした。このエリアへ長年通い続けているマー氏も「1月にこれだけ良い条件は滅多にない」と言っており、この幸運は片道8時間という代償を払ってもなかなか手に入るものでありません。

白根山と芳ヶ平はさほど標高もなく、無雪期には志賀草津道路が開通し大勢のハイカーで賑わう観光地です。しかし周辺は平坦な樹林帯で長笹沢川の似たような支流が幾本も入り込んでいます。台地から滑り降りようとしても明確な目標がなく、特にガスで視界がない時などはルートファインディングは困難を極めます。今回案内役を務めてくれたマー氏は何年もここへ足を運びエリア研究をしています。彼は8人ものパーティーを合理的にリードする為に高価なGPSを新調しました。その為私達はベストコースを無駄な登り返しをすることなく六合村へ滑り降りることができました。しかし状況が悪化した時、ある程度の経験者でも、かなり難しいものになると思われます。従って不慣れな私がルートについて案内できるわけもなく、今回は当日のスナップ写真を紹介するにとどめます。


1/17 白根火山ロープウェイ頂上駅〜逢ノ峰〜芳ヶ平ヒュッテ(ほぼ夏道沿い)
(ヒュッテて昼食後滑降1本)
よめうさぎ
逢ノ峰より芳ヶ平ヒュッテを目指す。
(後方白根山)
広い台地のためガス時方向注意。
白根山とYome-Usagi
ウーノ
skier. Yome-Usagi
よめうさぎ
skier.Uhno
ウーノ
芳ヶ平ヒュッテ
ヒュッテにて昼食後周辺を1本滑り、再びヒュッテにたどり着いたのは5時をまわってしまいました。ロープウェイを利用した入山のためかなり楽をしていますが、それでも夕食後はすぐに寝てしまい、朝まで一度も目を覚ますこともなく熟睡です。

1/18
(午前中)ヒュッテ〜池の塔
(午後)ヒュッテ〜六合村
ヒュッテより白根山
絶好のスキー日和となりました。午後から崩れてきそうですがほとんど心配ありません。今日は十分に睡眠を取り体調充分です。
Kimutakaも合流するとのことで久しぶりにいつもの顔ぶれが揃います。
午前中はヒュッテから池の塔を目指し、良いところを選んで1本きめます。
ピーカン!(ヒュッテからの白根山)
池の塔より横手山方面
池の塔から横手山方面
skier. Kimutaka
キムタカ
skier. Osu-bati
  おNewのSkiで飛ばしますー

ここ数年スキーのワイド化は急速で、
3シーズンもすると当時のワイドスキーはひどく貧弱に見えてしまいます。

skier.Yuki-usagi
ゆきうさぎ
skier. Mesu-Bati
よしみん
池の塔ピーク直下より白根山方面
白根山方面
好天の今日は、
他にもスキーヤーがやって来そうです。
ぼりしん
ここにその写真はありませんが、
あまりにきれいな斜面に力み過ぎ、
全員一度は雪に突っ込んでいました。
       
(モッタイナ〜イ!)
skier.Bori-Sin
skier.Yuki-Usagi
ゆきうさぎ
skier. Maー
マー
GO!
Yosiming
よしみん
素晴らしい斜面!
ついつい飛ばし過ぎてしまいます。Breakしてしまってはもともこもありません。
ヒュッテの屋根
ヒュッテで昼食後六合村に向けて下山しました。まだまだ雪の状態は良く、2000m以下のエリアでこれほどのロングコースを快適に滑降できたのはかつてありません。
皆満足しきって帰路に就きました。

マー君 サンキュー!

手前に芳ヶ平ヒュッテの赤い屋根
その向こうに白根山