岐阜滋賀県境の山です。
今回も初めての山であり、先週の「肉離れ」もあり、基本的に偵察山行の予定でした。
AM . 8 : 50
夜叉龍神社出発。(390m)
今年は珍しく降雪日が多く、今朝も5cm程の新雪が積もっていました。あまり良い雪に出合ったことのない西濃エリアですが、今日は期待できるかもしれません。準備をしていると散歩の男性が通りかかり、5・6人のパーティーが先行していること、昨日から一台車が残っていることを教えてくれました。
ラッセルを覚悟していましたが、上手くするとかなり楽ができそうです。 「シメシメ」・・・。
しかし先行パーティーは輪カン・・・。 スキーの私とコース取りが違います!
小尾根に登り上げるまでは結局急斜面のラッセルになりました。
その後1時間ほど「ラッセル泥棒」を楽しめましたが、とうとうその時が来てしまいました。
スキーと輪カンではスピードが違いすぎます。
「ラッセルありがとうございます。」 ひと声掛けて先頭を交代。
灌木の煩わしい細尾根をひたすらラッセルしました。

AM . 11 : 20 大ダワ着。(1067.6m)

「何となくこのヘン」 ハッキリしないピークでした。
出来れば土蔵岳まで行き南面を滑ろうと思っていましたが、
先週痛めた右ふくらはぎが痛み出したのとやや重い雪質から判断し、(要は「ヘタレ」です)
今日はここまでとしました。
ほどなく輪カンパーティーが到着、彼等はひと息入れ土蔵岳を目指して行きました。

カップラーメンの大休止後、登りの細尾根を下ります。
新雪とはいえ湿雪の重雪、「軽快」ではありませんが先週の銀杏峰よりは楽しめました。
少しすると2機のヘリコプターが盛んに上空を旋回し始めました。
今朝神社の駐車場で聞いた人の捜索でしょう。何度も頭上を行き交います。
手を振るのもSOSと誤解されそう?何か合図の仕方があったはずですが・・・?

1時間ぐらいで夜叉龍神社に下山ました。案の定警察官の質問攻めに。
関係車両約20台、出動人員約50人、予想以上の大騒ぎになっていました。
なんでも滋賀の若い御夫婦とのこと。大事でなければよいのですが。

帰宅すると夕方のニュースで土蔵岳の遭難を報道していました。
下山方向を間違え一夜ビバーク、今日3時頃滋賀県側の林道で保護されたとのこと。
大事に至らず本当に良かった。

体調不良で当初予定していた土蔵岳からの滑降は叶いませんでしたが、
奥美濃の薮スキーを思い出し楽しい山でした。
警察に状況報告している時、
八草トンネルから土蔵岳に登ったパーティーがあったことを知りました。
地図を見ていて私も気になったルートです。
次回の参考にします。