八草トンネルから土蔵岳にトライしました。

計画は八草トンネル入口に車をデポ、八草峠旧道を少し行った所から岐阜・滋賀県境尾根に登り上げそのまま北上、土蔵岳頂上を目指すものです。ところがトンネル入口に到着する寸前、橋の手前から山に向かっているスキーのトレースを見かけました。今日も楽ができるかもしれないと予定変更、ありがたくトレースを辿ることにしました。

AM . 8 : 20 八草トンネル手前車デポ地出発。(約450m)
思い掛けないスキートレースに喜び勇んだのですが、なぜか直ぐに見失ってしまいました??
急斜面の植林帯に手こずりながら何とか小尾根に取り付くと、
しっかりしたスノーシューと一本のスキートレースに合流。
焦って早めに登り過ぎました。取り付き点をもう少し下にすれば良かったようです。

AM . 9 : 30 885m標高点着。
先週からほとんど降雪はなく、トレースを外しても大したラッセルにはなりません。
大ダワの登山コースに比べ風当たりが強いのか雪は締まった感じで、
登りに関しては都合の良い尾根です。

AM . 9 : 55 約900m尾根末端着。
土蔵岳が目と鼻の先に見て取れるようになりました。

何処を滑るべきか??? 手のひらのシワのように沢が入り込んでいます。
まあ難しそうであれば登ったコースを引き返すだけ。
土蔵岳への稜線をたどって行くと、
頂上台地のひとつ下の肩から下り降りているスキーの跡がありました。

AM . 10 : 15 土蔵岳頂上着。(1008m)

天気予報では「昼から雨」、周りの景色はスッキリしません。
台地状の頂上は、晴れていればのんびりしたいところです。

AM . 11 : 00 下山開始。
頂上でコース取りを考えたのですが、どうもハッキリしません。
登りで見かけたスキーの跡を追うことにしました。どうやら昨日の跡のようです。
ほとんどターンをせず直線的に滑っています。そして全く無駄がありません。
ターンを楽しもうとトレースを外すと決まって失敗、そして登り返したり。
何度か失敗を繰り返し、このスキーヤーの偉大さを理解しました。

AM . 11 : 30 堰堤着。(約560m)
寸分の狂いもなく堰堤にたどり着きました。
右の急斜面に取り付いて高巻いています。雪量が不十分な時は相当難儀しそうです。
堰堤の上でひと息入れ沢沿いの林道を下りました。

PM . 0 : 00 車デポ地点帰着。

昨日のトレースがなければもう2時間掛かったかもしれません。
達人のトレースに感謝です。
このコース、雪の状態が良くなければ私には難しいようです。