前回に引き続き、石徹白です。
今回は小白山。「おじらやま」読みが有力か?
アルバムを見ると20年前に登っていました。
和田山牧場跡ー橋立峠経由で頂上を目指すのが一般的。20年前もそのコースでした。
今回は小白山北峰から東に伸びる県境尾根。「輪カン」によく使われています。
AM . 7 : 10 白山中居神社下河川敷駐車場出発。(約700m)
小白山北峰東尾根を登るというのは良いのですが、どこから取り付いたら良いものか?
Webでも良い情報を得ることはできません。
取り付きに100m以上の急登があるので、なるべく緩いところを見付けたいのですが・・・。
和田山牧場跡に向かう小白山谷橋を見送りそのまま除雪終了点へ。
小さな沢の手前から急登開始。
しかし直ぐにアイゼンを装着することになりました。アイゼンなんて何年振りでしょう。
予期しない状況で「いつもの石徹白」が新鮮に。
30分程で850m植林台地末端に登り上げました。
とにかく県境尾根に登り上げようと高みを目指します。稜線直下はかなりの急斜面でした。

AM . 8 : 45 杉山(1180.7m)の北隣り無名ピーク着。(1170m)

せっかくなので隣の杉山(1180.7m)へ。

特に何でもないのですが、
可愛い看板がありました。

この無名ピーク直下で今朝のものと思われる登山者のアイゼン跡が現われました。
どの辺りから取り付いたのか・・・? 小さなコブを二つ乗っ越し、

AM . 9 : 15 小白山北峰東尾根1131m標高点付近コル着。
緩やかな尾根をたどり、

AM . 10 : 30 小白山北峰着。(1603m)
強烈な風。ここ北峰から小白山本峰へは切り立ったリッヂ。(ややオーバー)
20年前の記憶ではここからアイゼンで本峰に向かったと思います。
ひとつ向こうのコブまで行って本峰までの稜線を見てみましたが、
やはり危なっかそう。
ましてこの風の中、スキーを背負うのは避けた方が良さそうです。

スキーをデポし、アイゼンに履き替えリッヂをたどります。
一人のアイゼンの跡があり、この人は稜線の一段下、雪屁の下をたどっていました。
なるほど、今日のこの状況であれば稜線上でなくとも充分足場は安定しています。
本峰直下でスキーで来なかったことを後悔しましたが後の祭り。
もう取りに戻る気はありません。

AM . 10 : 55 小白山頂上着。(1609.2m)

西に福井の山々が見えます。
今まで北方の白山方面ばかり見ていましたが、
今シーズン銀杏峰を2度トライしたので気になります。

相変わらず風がひどく、早々に頂上を後にし北峰で小休止することに。
野伏ヶ岳頂上には大勢の人影があります。

徒高中の遠望では、橋立峠辺りからのラインがスキーに良さそうでした。
北峰頂上からトラバースし、橋立峠ひとつ手前のコルへ移動。
滑降スタートです。

疎林の良い斜面でした。
1週間前のものか?
スキーの跡が残っています。

面倒な野伏平の横断、特にアルペンには敬遠され勝ちだと思われます。
ステップ付きのテレマークであれば、
楽しくお散歩ができます。

PM . 0 : 05
  野伏ヶ岳ダイレクト尾根末端着。

PM . 0 : 35 和田山牧場跡西端着。
        
ここから林道下り。

PM . 1 : 00 駐車場帰着。

今回登りに使った小白山北峰東尾根(県境尾根)はなかなか良い感じでした。
どこから取り付いても100mの急登があります。
(東端からが良いのか? 日当たりが良く雪がつながっていないようですが???)
稜線に上がってしまえば後は緩やかに登って行くだけ。
植林も下部だけで疎林の良い尾根でした。実際下りのコースにしようか迷ったくらいです。
少し登り返しがありますが、次回はスキーで下ってみようと思います。