とうとうGPSを手に入れました。鍋倉山の反省が購入動機です。
「私のPC(mac os 10.3)でのリンクは無理!GPSの先進機能をフル活用できない!」
殆ど使えないことが分かっており買う気になれずあきらめていましたが、
「自分だけの為ではない!」やはり何とかせねばと思いました。(拍手)

そんな訳で今回は GPS debutです。
このところ通っている石徹白の小白山北峰東尾根(県境尾根)に出かけました。
事前にGPS本体でwaypointを3ヶ所作成。
カシミールとリンクできればで作業し易いのですが・・・。
小さな液晶画面を直接指でタッチするアナログ作業は正確性に欠け、
特に慣れない為、たった3ヶ所のウェイポイントに悪戦苦闘しました。

AM . 7 : 20 白山中居神社下河川敷駐車場出発。
この春は本当に天候不順です。R156石徹白の登り口である前谷地区では小雨、
檜峠が近づくと小雪に。帰宅後、関東方面の積雪のニュースを見ました。
この分だとゴールデンウィークに山間部で大雪になるかもしれません。

いつものように小白山橋そばから急登開始。4月も半ばを過ぎ、北向きのこの斜面でも下部の雪の状況は厳しく、先週から比べると50cm程雪嵩が少なくなったようです。

AM . 7 : 55 850m植林台地末端着。
今日の天気予報は「山間部、飛騨方面は午後から回復傾向」。
灰色の雲の切れ間から野伏ヶ岳方向がチラリと見えました。何か初冬の景色のようです。
さてGPSのチェックですが、おかしな軌道線はなく極めて良好です。
一番心配だったのは、細い谷間や上空に隙間がない植林帯で、人工衛星の微弱な放送電波を受信できるかどうかでした。モンベルの古いコンパクトカメラケース(肉厚)に入れ、ザックのショルダーベルトの胸あたりで携帯していたのですが、全く問題ありません。GPS本体を剥き出しにしなくとも、また縦置きでも、今日に限った事なのかもしれませんが、全く問題ないようです。理工系の知識が全く無い為とても心配していたのです。
ここから前回目指そうとして失敗した北西方向の1033m標高点に向かいます。事前に1033m標高点はウェイポイントに登録してあり、「Where To ?」というアプリケーションが誘導してくれます。
前回は植林帯で視界が利かず、主稜線方向から遠ざかるように進路を取る勇気が無く、途中で諦めてしまいました。現在地が正確に分かる今は眼前の小さなものに惑わされず、計画のコースをたどることが出来ます。3人4人で行動していれば左程でもないのでしょうが、一人の時は引き返したり登り返したりするのがやけに煩わしく思います。身体的にも自信の無い私はつい無難な方向へ・・・。

しばらくして植林の切れ間に飛び出しました。やはりもう少し我慢すれば、目指す1033m標高点への尾根を確認できたのでした。「現在地が確定できる」ということは予想以上に有効です。予定の尾根をたどり1033mのウェイポイントに達するとビープ音が。「いまさら」でしょうが、独りの山行が多い私には強い味方になりそうです。

その後、主稜線の最低鞍部1100m付近に達し小休止。時々明るくなりますがほんの一瞬。
やはり、今日はここまでとし下山することにしました。「杉山」の北方無名ピークから東に尾根をたどってみました 今日スキーが使えたのは1000m位まで 複雑で急でスキーには不向きかと思います。大体予定のポイントに下山。駐車場に向かう林道の途中で良さそうな取り付き点がありウェイポイントに登録しました。
AM . 11 : 35 駐車場無事帰着。

OREGONには液晶画面のスナップショットをbmpファイルで保存する機能があり、唯一私が扱えるGPSからのデータです。下がそれらをつなぎ合わせた画像。これで20枚を合成してあります。
240X400ppiという小さなサイズ、おまけに画像の上下に+ーボタンと矢印ボタンがあり邪魔。
画像の半分も使えません。途中で面倒になり不完全なままです。悪しからず。

GPSに頼り切らず、やはり紙地図が基本だと思います。
あの小さな液晶画面は勘違いを起こしそう。
液晶画面に気が取られ、周りの地形観察が疎かになります。
そしてバッテリーとメカトラブルの心配から逃れることはできません。
バランス良く利用したいものです。