その名の通り滋賀・福井・岐阜の三県国境の山。山スキーのイメージが無く、殆ど放ったらかしにしていたエリア。でも、多雪の今シーズンは別! 滑りについてはやはり歯が立ちませんが、早く消えてしまう下部の雪もタップリあり、歩き出しから直ぐスキーが使えます。
天気予報は「昼から雨」。
今日も時計とニラメッコです。

AM . 7 : 05
広野ダム出発。(358.2m)
ダムを渡って直ぐスキーが履けました。昨日の輪カンのトレイスがあり、「昨日はピーカンの山日和で良かったろうな」と、後ろから迫ってくる低い雲を恨めしく見つめました。幸いステップソールで前進可能。何とかして夜叉ヶ池山経由の周回コースにしたいのですが、・・・はたして?
林道は勾配が無く助かりました。

AM . 8 : 10 542m標高点尾根取り付き着。
昨日の輪カンは、橋を渡った直ぐの尾根末端から急斜面をよじ登っています! でもスキーでは無理。
少し先の植林から取り付きましたがやはり急斜面に変わりはなく、稜線に上がるまで一度スキーを担いだりして消耗します。意地を張らず最初からツボ足で行けば良かったようです。ひと息ついて稜線をたどって行きますが細尾根の急登があり、やはりスキーを担がなければなりません。
登り出しで意外に手こずりました。
しばらくすると勾配も落ち着きブナが多くなり、そして夜叉ヶ池山方面が見え出しました。

AM . 10 : 05 江越国境稜線着。(1010m)

目指す三国岳が見えてきました。ここから国境稜線を緩く下って緩く登り返えせば頂上です。
やや雲が増えてきましたが今のところ行動可。夜叉ヶ池山経由周回は無理でも頂上だけは落としたいところ。
頂上への稜線最低鞍部から登り返しに掛かると、とうとうアラレが降り出しガスって来ました。
三国岳頂上付近はあいまいな地形でガスられると分かり辛いのですが、昨日のトレイスとGPSに助けられ、
何とか頂上に立つことが出来ました。

AM . 11 : 20 三国岳頂上着。(1209m)

状況は悪くなるばかり。完全にホワイトアウトしてしまえば、スキー不能。
夜叉ヶ池山周回コースは今回あきらめることに。
地図で見る限り夜叉ヶ池山からの尾根はかなり細く悪雪の今日は私には手強く思えました。
この悪条件では、やはり登って来たルートの方が安心出来ます。
残念ですがピストンとします。手早くシールを剥がし、登ってきた県境稜線を戻りました。
少しだけ重雪滑りを楽しんで50m程の登り返し、幸いステップソールで登りきることが出来ました。

PM . 0 : 20 稜線下降点帰着。(1010m)
来し方を振り返ると少し明るくなり、三国岳頂上や夜叉ヶ池山方面も目視出来ます。
どうやら頂上にいた時が一番状況が悪かったようです。せっかくなのでラーメン休憩としました。
滑降予定の夜叉ヶ池山からの尾根が良く見えます。

見れば見るほど穏やかで良さそうなのですが、地図を見る限りこれから滑り降りる尾根よりも細く、
雪の状態次第のようです。次回好日にトライしたいと思います。

PM . 0: 40 滑降再スタート。
さて、お楽しみの滑降ですが、プチ表層雪崩を起こしながらの下りとなり、あまり調子が出ません。

PM . 1 : 20 尾根取り付き点着。
せっかくなのでビール休憩20分。

PM . 2 : 30 広野ダム帰着。