昨シーズンはスキーの記録無し。
今年は頑張って1回行かねば。
一昨年やり残した上谷山宇津尾谷左岸尾根
(通称ー送電線尾根)滑降に向かいました。
予定コースは手倉山尾根を登り上谷山へ、
一昨年下った橋立尾根の一つ西の尾根を今回下る予定です。尾根上に送電線の広い切り開きがあり、スキーコースが作られているように見えました。Webの山スキーサイトを見ていると今年北陸エリアは寡雪。ヤブが心配ですがあの切り開きがあれば大丈夫でしょう。
AM . 6 : 45 広野浄水場下駐車地点出発。
              (約240m)
ここ数日いくらか降雪があったようで、新雪のきれいな雪景色です。植林尾根に取り付き登り出しましたがヤブが酷く、「アレッ? こんなにヤブっぽかったかな?」一昨年の雪量とは全く違います。
広野ダムからの尾根が合流する726m標高点まで来るとやっとヤブが収まり、雪化粧をしたきれいなブナ林となりました。
20cm位のフワフワラッセル。
久し振りのスキーが新雪に当たって嬉しいかぎり。股関節が痛いくらいは当たり前。
ガマン、ガマン。
ただ長い道程、つぶれないよう、
ユックリ、ユックリ、程々頑張ります。
AM . 10 : 30 手倉山頂上着。(1037.1m)
やっとここまで来ましたがかなり時間が掛かりました。一昨年は3時間弱、今日は4時間弱。
ヤブに手こずったにしても遅過ぎます。あまり休憩などしていないのに?
まだまだ上谷山は遠く、この先の行動が心配になります。
ただ、今回もブナがきれいです。曇っていて気分は乗りませんが、幸い雪質は変化せずフワフワのまま。ヒョッとするともう来れないかも知れません。無理はできませんが程々頑張ります。
江越国境1168mジャンクションピークが見え出すと少し明るくなってきました。
木立が稜線近くに迫っている所がありますが、雪屁に注意!思わぬことになります。
AM . 11 : 45 1168mジャンクションピーク着。
下ージャンクションピークより上谷山頂上方面
1168mジャンクションピークから南東方面ー三国岳へ続く稜線
上谷山への最後の登り。今日は氷化しておらず助かりました。
平らな上谷山頂上付近
PM . 0 : 15 上谷山頂上着。(1196.7m)
ナント、5時間半も掛かってしまいました!
ただ、天気予報に反して晴れ。そして無風。
北東方向に見えるのは笹ヶ峰あたりか?
日帰りは辛そうですが、チャンスがあれば是非登ってみたい山。
今日は長い送電線尾根を下る予定です。
時刻が遅いのでラーメン抜きでビールのみ。立ったまま落ち着かない休憩です。

PM . 12 : 45 下山開始。
緩やかな送電線尾根が見えます。まずは下降点へ向かいます。

お昼を過ぎてやや重くなっていますが、一昨年のカチンコチンとは雲泥の差。
ヘタクソでも少しだけスキーを楽しむことができました。
PM . 1 : 20 送電線尾根下降点着。(約1060m)
この送電線尾根はとても眺めの良い尾根でした。
手倉山尾根には素晴らしいブナ林があり、今日も樹氷でお腹いっぱい。ただ、殆ど視界なし。
一昨年下りに使った橋立尾根は木立やヤブが気になりました。
それに比べこの尾根は素晴らしい展望尾根です。「送電線尾根」なんて味気ない呼び方は失礼でした。
ただ、緩い起伏がありスピードは上がりません。細尾根になったり木立が混んでいたり。
雪質はまだ良い方だと思うのですが、さほどスムースではありません。

PM . 2 : 10 791m標高点付近着。
少し下ると宇津尾谷からの林道に出合いました。
かなり消耗しており、このまま稜線を行くのか安全策で林道を下るのか迷います。
この先送電線の切り開きもあり、やはり稜線を選択しました。
下の写真では快適宮様コースのように見えますが、
スキーは滑らず、ツアー後半の登り返しは堪えます。

尾根末端近くの498m標高点にある送電線鉄塔からは、右手の382.2m三角点方向を目指しましたが酷いヤブです。堪らずスキーを外しましたが担げば灌木に捕まり、足下の急斜面の雪はスコスコ。もう、橋立集落が木立の隙間からチラチラ見えており焦ります。
最後の最後にもうひとガマンでした。植林から竹林となり、

PM . 4 : 00 橋立集落着。(約220m)

PM . 4 : 15 広野浄水場下駐車地点帰着。
私にはハードな一日でしたが、通称送電線尾根は素晴らしい「展望尾根」です。
基本的に技量次第ですが、下りに使うのであれば791m標高点下の林道出合いから宇津尾谷を下った方が良さそうです。その場合林道の雪が何処まで続いているのか?
また、広野からの周回コースの場合、下山後の移動距離がかなり長くなります。
この尾根は登りに使う方が良さそうです。
宇津尾集落からの上谷山ピストンならばスッキリしているのではと思います。