20年振りに石徹白の芦倉山へ出かけました。
いつも参考にしている二つのサイトにスキーの記録が取り上げられていたのです。
当時は保川林道を詰め芦倉山南東尾根1350m鞍部を経由して頂上に立ちました。
まだ駆け出しのテレマーカーにはかなり意欲的なトライだったと思います。
頂上ではカモシカとニラメッコとなり、ビギナー当時のなつかしい思い出です。
今回は保川の南側に東西に延びる尾根をたどり1596m標高点へ、
芦倉山との鞍部に下り南東尾根で頂上を目指す予定です。
AM . 5 : 15 石徹白上在所白山中居神社横駐車場出発。(729m)
暗がりでの出発準備に手間取り、また、姫路から遠征された単独テレマーカーに野伏ヶ岳・薙刀山
周辺の案内等ありスタートが遅れました。今日はお昼頃雨に降られるかもしれないのです。
中居神社から朝日添(わさびぞ)川出合いの橋までは舗装路。
この時期除雪してあり普通車でも簡単にアプローチできます。
ただ、かなり以前から登山者の路上駐車によるトラブルが度々あると聞いており、
やはり中居神社から徒歩でアプローチしました。
地元あってこその遊びです。橋まで大した距離はありません。

AM . 5 : 25 朝日添橋着。
橋を渡って左折、保川沿いの林道を北上します。すでに約300m先まで除雪されていました。
現在この橋の周辺で伐採作業が行なわれており大変危険です。

AM . 5 : 50 牧川出合い着。(約800m)

AM . 6 : 05 牧川徒渉点着。(約840m)
橋は架かっていません。
一瞬戸惑いますが、コンクリの上の浅い流。対岸までは約3m。走って渡れば大丈夫。

AM . 6 : 20 牧川徒渉点着。(約890m)
こちらには簡単な橋が架かっていました。
林道はこれより山へ、稜線を目指し大きな電光形で登って行きます。

AM . 6 : 50 稜線約1000m付近着。
今にも降り出しそうな暗い空。なんとか野伏から願教寺までの展望がありました。
1596m標高点へ続く尾根の約1000m付近稜線に登り上げ、ここから細尾根をたどりましたが、
そのまま林道に従い登って行けば約1100m付近の取り付き点に出られます。
さて、この取り付き点から1286.9m三角点迄がやや複雑です。私はGPS頼み。
できるだけ勾配が緩くなるように1286.9m三角点の北西コルを目指しました。
ブナが多く、陽射しがあればどんなに輝くことでしょうか・・・。この悪天が残念です。
何か潜んで居そうで、なかなか近づけませんでした。
少し早いのですが、ポツリポツリと降ってきました。
予報では、「お昼過ぎに少し降られるかも知れない、でも3時頃から回復傾向」
通り雨程度のものに考え登り続けます。

AM . 7 : 50 1286.9m三角点着。
北面が開け、芦倉山はまだまだ遠くに見えました。

予想以上に雪解けが進んでいます。本峰周辺はあまり楽しそうではありません。
この時点で「何時止めるか?」だけの登りになりました。

AM . 8 : 10 約1360m地点にて終了。
とうとう本降りになりました。さすがに今回は諦めなければなりません。
お茶を一口飲んで下りに掛かりました。
陽射しに緩めば楽しいザラメ雪も今日はガジガジ! 手に負えません。
こんな日にケガでもしたらつまりません。慎重に下ります。

AM . 9 : 00 約890m 牧川徒渉点着。
すでにズブ濡れ状態ですが、後は平らな林道を行くだけ。
雪の終了点に1台のMTBが隠してありました。
この雨の中、同類がもがいているのかと思うと少し嬉しくなりました。

AM . 9 : 45 白山中居神社帰着。
この悪天に拘わらず駐車場は満車!姫路のテレマーカーもまだ帰ってはいません。
野伏ヶ岳方面の雨は大したことが無いのだろうか?
しばらくすると1パーティーが下山してきました。やはり・・・。

なかなか良いコースだっただけに残念です。