前回の最終到達点古道「近江坂」抜土分岐からの続きです。あの長い河内谷林道を登らなければなりません。色々アプローチ方法を考えてみましたが、良いアイディアが思いつきません。諦めて頑張ることにしました。
AM . 3 : 30 石田川ダム P 出発。(約300m)
カッパを着込むほどではありませんが霧雨です。
星明かり月明かりは無く真っ暗闇。出発がためらわれましたが、少しでも早くスタートしなければならず怖々自転車に跨りました。河内谷林道出合いの落合へは舗装路。ただ、小さな落石が散らかっており不用意に走ることは出来ません。登山用ヘッドランプの光量では全く足りないのです。気を付けていたつもりですが小さな石片に乗り上げ急所を強打、闇夜にうずくまりました。ナンテコッタ!!
落合手前の三重嶽登山口も確認できませんでした。
AM . 4: 00 落合着。(約370m)

AM . 5 : 20 大御影山登山口着。 (約820m)
落合からはダート。2時間を覚悟していましたが、案外漕ぎ登ることが出来ました。
(最後30分は押し登り)         

AM . 5 : 35 近江坂ー抜土分岐着。(約850m)
今回のトレイルスタートポイントです。2時間のアプローチで続きが始まりました。
古道というだけあって、しっかりした良い道。・・・そして、ブナ林が始まりました。
AM . 6 : 10 大御影山頂上着。(950.1m)
ガスっていて何も見えません、・・・晴れていても木立が邪魔かも?
休憩もそこそこに先を急ぎます。
すぐそばにある反射板の周りの踏み跡が乱れていて、「あれっ?」
雨上がりのため草付きは踏み跡が見分けにくく、特に頂上周辺等、人が歩き回るようなところは注意しなければなりません。・・・落ち着いて見ればなんでもないところです。
・・・ブナだらけ・・・。
AM . 7 : 10 大日尾根分岐着。(約850m)
このまま古道近江坂を北上し、
ブナ林を楽しみ天増川林道終点の電波塔広場に下山する手もあります。
ただ、アプローチが大変なトレイルだけに、とにかく少しでも先に進んでおきたいと思いました。
三重嶽(さんじょうがたけ)を目指しこれより南下します。
まだ、しばらくはブナが続きました。
AM . 7 : 50 887m標高点着。

AM . 8 : 10 943m標高点着。

AM . 8 : 35 三重嶽頂上着。(974.1m)

頂上からの展望は今ひとつ。
まずはビール。頂上手前にあるブナの木陰は風が通って盛夏も快適か?
AM . 8 : 55 下山開始。
低灌木の中を行きます。男性単独者とすれ違いました。今日初めての、そして唯一の人でした。
小さな池が現われると、モリアオガエルの卵が木の枝から沢山ぶら下がっていました。

AM . 9 : 25 水谷分れ着。(約760m)
トレイル運営協議会が作った詳細マップには、
ここから天増川林道への下山ルートが描かれており、北西方向に尾根を下ることにしました。

ところが、20〜30mも行かない内に踏み跡を失ってしまいました。勿論乗車不可能。
足下は崩れやすく、山なれぬ人にはお勧めできません。自分がどこかで間違えたのだろうと思い注意していたのですが、とうとう送電線鉄塔にたどり着くまで分かりませんでした。鉄塔の上の斜面にテープが巻かれた立木を確認しましたが、「この尾根です。」くらいの意味しかないように思います。登りであれば単純に高みを目指せばよいのですが、下山時にはヤブや木立の中でルートを見出せずトラブルの可能性が高くなると思います。冬枯れならば・・・。私の単純な見落としだったら良いのですが。
約540m付近にある鉄塔からの巡視路は崩れやすい急斜面に付いていて要注意です。

AM . 10 : 15 天増川林道ー武奈ヶ岳・三重嶽登山口着。(約290m)
すぐそばの流で顔を洗いダート林道をダラダラ下ります。昨日降雨の為か水溜まりが多く、自転車は勿論、シャツ、ズボン、顔までドロドロ。男前がダイナシ???

AM . 10 : 45 天増川林道ワイヤーゲイト着。(約150m)
集落に入り、これより舗装路です

AM . 10 : 55 R303出合い。(約90m)

AM . 11 : 15 水坂トンネル東口着。(約210m)

AM . 11 : 35 石田川ダム帰着。
次回水谷分れの尾根を登る気は無く、またアプローチが難しくなりました。
なんだか百名山盲信者のようです。そして、嫌な羽虫が出だしました。