高島市と長浜市との境界線をたどります。万路越から南下、峯山から東山へ向かいます。緩やかな稜線でMTB向きのように思えますが「ヤブはどの程度か?」

AM . 5 : 45 西浅井パーキング出発。(約100m)
万路越は西浅井町永原とマキノ町小荒路を結ぶ峠。永原側の方が道が良いとのこと。今回R303の西浅井Pをスタート地点にしました。
黒山地区から獣害除けフェンスを通り幅広の植林作業道を行きます。折れ枝が散乱し石クズが多く、とても歩き辛く感じました。「本当に此方の方が良いの?」
植林道で谷を詰めていきます。(意外にシンドイ)

AM . 6 : 55 万路越着。(約420m)
お地蔵様がいます。

ひと月振りの山歩き。
完全に鈍ってしまい、妊婦さんの様なオナカになってしまいました。
分かっていても言うことを利かない足に苛立ちます。

峠の西側には地図にない林道が通っていて少しの距離は使えるそうですが、
峠からそのまま境界線の切り開きを辿りました。いつもの薮山です。
アップダウンは緩やかですが、倒木等多くあまり快適ではありません。
また、全体に踏み跡薄く、尾根の広い部分は要注意です。

AM . 7 : 45 峯山着。(532.0m) 特筆事項無し。

峯山からも緩いアップダウンを繰り返し、微妙に角度を変え進みます。
やはり地図で絶えず方向を確認しなければならないエリアです。

AM . 8 : 25 反射板着。(556m標高点)

この反射板からは南東方向が開けていて、竹生島の眺めが良いそうですが今日はダメ。
冬枯れの好天であれば?

植林や雑木林の薄い踏み跡を辿って行くと、小さな切り開きになったコブの頭に辿り着きました。
AM . 8 : 45 東山頂上着。(594.8m)

周りを木立に取り囲まれ、全く展望はありません。今日はずうーっと木立の中です。
やはり夏草が高い季節はイケマセン。ヤブ山は冬が一番!
さえないピークですが、とにかくビール休憩!
この先は急な下りになるとのこと。
ここまでの道が良ければピストンにしようと思っていたのですが、あまり良くありません。
南の483m標高点から大崎寺へ下山することにしました。

AM . 9 : 05 下山開始。
初めは良かったのですが、ヤブが濃くなり、急斜面になり、ナカナカ難しくなりました。

AM . 9 : 20 483m標高点着。
細く険しくなった尾根を一輪車押しにしたり抱き下ろしたり、ガマンが続きます。
やがて大崎寺からの踏み跡らしきが上がって来ていて、ホッとしました。

AM . 9 : 50 「近江湖の辺の道」道標着。(約100m)

遊歩道を辿っていくと大崎寺境内に入るので自転車を担ぎ、下の湖岸道路に降り立ちました。
ちょうど売店があり、ソフトクリーム休憩。
前の道を何人ものローディーさんが通ります。やはり、自転車人気絶好調!
この辺りは桜並木が有名で、Webの山行記録も桜の季節のものが殆どです。

AM . 10: 10  海津大崎出発。
湖岸の快走路をのんびり北上、途中小学校の運動会を眺め、

AM . 10 : 45 西浅井パーキングエリア帰着。
もう少し自転車が使えると良かったのですが・・・。
今日のコースはヤブが濃い時期だったこともあり、何度も踏み跡を見失うことがありました。
危険箇所はありませんが、山慣れぬ人は要注意です。
「地図読み練習」のつもりで行かれるように。

ー余談ー
Rディレーラーのケーブル先端が固定ボルトの所から千切れてしまい、新しいものに交換してもらいました。
私は薮山を行くことが多く、1回の山行で固定ボルトの所から後ろへ折れ曲がってしまいます。
ディレーラー本体が壊れなければ良いと思いあまり気にせずにいましたが、
固定ボルトから先がブチッと千切れてしまったのは初めてです。
「すぐに折れ曲がってしまう。何か工夫できないか?」相談すると、下の写真のように仕上げてくれました。
通常、ケーブル先端は固定ボルトからそのまま真っ直ぐ延ばすだけですが、
熊笹等のヤブを通過すれば簡単に後方へ折れ曲がってしまいます。
運悪く先端のキャップが何かに硬く挟み込まれ強烈に引っ張られると、
ディレーラー本体やディレーラーハンガーを壊してしまうかも知れません。

shop店長の先端処理は実にシンプルです。
私はタイケーブルで縛り付けようかと思っていました。
ケーブル先端の数センチを平行四辺形リンクの中へ通すだけ。
今回、幸か不幸かヤブヤマ山行となり、早速テストすることになりました。
結果は二重丸!
ヒョッとッすると知らなかったのは自分だけ?