今シーズン初のMTBです。

揖斐川町春日の小島山とムネ山を検索中、
奥谷山という三角点ピークを旧久瀬村外津汲から
登った記録を見付けました。
奥谷山とムネ山は緩やかな稜線続きであり、
途中に古賀ヶ池という山上池があるとのこと。
上手くすると、ムネ山・小島山の山塊を
南北に縦断できそうです。
自転車を使えば下道の移動も問題なく、
面白い周回コースに出来ます。
春日六合滝から小島山・ムネ山間は鉄塔巡視路と
林道の区間であり、まず問題は無いように思います。問題は旧久瀬村外津汲から奥谷山との間。外津汲から四等三角点内谷までは鉄塔巡視路を利用できるそうですが、そこから奥谷山までの道は不明瞭とのこと。数少ないサイトのどれもが同じ指摘をしており、初見で自転車が下れそうにありません。
縦走方向は北から南へ、
外津汲から春日六合滝へ決定。

AM . 4 : 15 瑞岩寺公園出発。(約80m)
この公園を周回起終点にしました。粕川の河川敷に隣接し、そばには蘇生の泉という湧き水があります。気合いを入れ頭電を灯しスタート。長い一日になりそうです。公園から揖斐川沿いの県道を北上しました。何度かサイクリングで走っており、慌てることもなく坦々と行き、

AM . 4 : 55 新外津汲橋着。(約110m)
登り出しは足場の悪い急登とのことで、いつものように両輪をザックに固定し、三角フレームに頭を突っ込んで登ることにしました。

新外津汲橋のすぐそばに送電線鉄塔巡視路の黄色い指標が立っており、
no.96・no.97に向かいます。Webで読んだ通りの悪場の急登がいきなり始まりました。
ヨロヨロよろけながらも頑張るとお地蔵様がおり、愚かな私は救いを乞うのですが・・・。

苦戦しながらも辛抱していくと勾配が緩み、新緑の稜線に登り上げ、

AM . 6 : 00 no.96鉄塔着。(398m標高点手前)
展望などありませんが、気持ちの良い緑のドームになりました。

自転車を組み上げようかと思うほど勾配が緩み、ドンドン良い雰囲気になっていきます。

AM . 6 : 20 no.95鉄塔着。

AM . 6 : 30 no.94鉄塔巡視路分岐指標着。
no.94鉄塔への巡視路は右下へ下って行きます。
これより巡視路を離れ薄くなった踏み跡をたどります。ほんのひと頑張り5分ほどで、

AM . 6 : 35 四等三角点内谷着。(497.7m)

標石がしっかり防護石に守られていました。

新緑はマスマスきれいになっていきます。

広くなった尾根心を外さず、地図に描かれている破線をたどったつもりでしたが、
気が付くと右にはずれていました。知らない内に楽な方へ向かっていたようです。
この三角点内谷から奥谷山間はルートファインディング要注意です。
折れ枝等多く、自転車の下りではホイールが頻繁に拾い上げ、やはり難しく思います。

登り初めと同じような急登が続き、とうとう大腿が痛み出してきました。
完全に足がダメにならないよう頻繁に立ち止まり、ストレッチとマッサージを繰り返し、
ナンダカンダ、ダラダラ、ウダウダ、何とか稜線に登り上げ、
奥谷山三角点手前の小さなコブでやっと自転車を組み、

AM . 8 : 10 四等三角点奥谷山着。(860.8m)

三角点は植林との境界線にあり、先の内谷に比べ、あまり雰囲気はありません。

この先まだ長いのでサッサと三角点を後にし、緩くなった稜線をたどりました。

しばらく行くと細道は稜線のコブを右山で巻き、下に水溜まり程度の池を見ます。
そして直ぐまた先に、今度は少し大きな池が現われました。

AM . 8 : 45 古賀ヶ池着。(約880m)

秋であればまた違うと思いますが、やはり水が澄んでいないと美しさは感じられません。
傍らに壊れた小さな祠があり、屋根がひっくり返り無惨です。
なおも行くと、いきなりムネ山の東を通っている林道に出てしまいました。
引き返しムネ山への分岐指標を探すと、字が消えた10X20cm程度の板切れを見付けました。
明瞭な踏み跡はありませんが、目の前の植林を登って行けば良いようです。

AM . 9 : 05 ムネ山頂上着。(905.5m 二等-上野)

細尾根の小さく刈り払われた笹の中に三角点標石はありました。
西面の視界が開けているのですが、すぐ横の獣害ネットが雰囲気を台無しにしています。
少し下った植林に腰を下ろし大休止。
この後登りは小島山のみ。なんとか足も保ちそうです。

AM . 9 : 25 行動再開。
ダート林道を飛ばします。速くて楽チン!MTB全開!
西部幹線no.L85鉄塔巡視路指標から巡視路に入ります。ほんのしばらくで、

AM . 9 : 45 小島山頂上着。(863.6m 三等-市場)

特筆事項無し。
Webの調べでは旧春日村から中電 L80〜84鉄塔巡視路を利用して登られているようです。
このまま下ることも出来ますが、自転車には厳しすぎるように思われます。
先の林道に引き返し、小島山周回コースの下山道として良く使われる
中電 R83〜81鉄塔巡視路を下ることにします。
再び林道を飛ばして行くと、Webで良く見た残骸が・・・。
ダイハツ・タフトとのこと。(後のラガー)
AM . 10 : 05 林道終点着。(約770m)
ここから鉄塔巡視路へ。
少し下ると中部幹線R84とR83との分岐指標があり、道は左右に分かれていました。
何の目印か分かりませんが両方向に赤布がいくつも着けてあり、一瞬迷いましたが、
R84の方には往復の矢印が描き込まれており、R83方向が正解。
巡視路は岩クズが多く、楽しくはありません。
まあ、道があるだけで有り難いのですから・・・。
R82鉄塔の下あたりは伐採されていて、先日登った池田山と足打谷が良く見えました。
伐採地内のタイトターンを楽しみ(?)、
R81鉄塔をすぎると岩クズが少なくなりやや快適に。

AM . 10 : 45 作業道滝谷線出合い着。(約250m)

AM . 10 : 55 滝谷橋着。(県道32号線出合い 約110m)

AM . 11 : 05 瑞岩寺公園帰着。
外津汲から奥谷山への尾根は、視界こそありませんがとても美しい広葉樹林でした。
・・・秋の紅葉もさぞかし・・・。
今日出会った人は一人もおらず、静かな山を独り占めできました。ああモッタイナイ。


ー余談ー
国土地理院「ウォッちず」がH26.10.01をめどにサイトを停止するとのことです。
「地理院地図」に移行するとのことで普通であれば問題無いのですが、
私のmac os 10.3環境では「地理院地図」というものを閲覧することが出来ません。「ウォッちず」についても、私は2万5千分1地図情報を閲覧しています。
国土地理院ほどのものが、サイトのひとつやふたつ残しておくぐらいのこと何でもないことのように思うのですが・・・。どんどん取り残されていきます。